点滴生活も今日で4日目。
気持ちのいい日曜日にもかかわらず、
休日外来で楽しい点滴です(笑)。
点滴には思い出があるんです。
僕がまだ20代とき、今はなき代々木の「如雨露(じょうろ)」 という
ジャズバーで2週間の個展を開いたんです。
お店は朝方までやっていて、
三陽商会に勤めて間もない僕は毎晩残業あとに在廊しては飲んでいました。
最終日には大勢の方に来ていただいたのに具合が悪く、
夜中にタクシーで帰ったのはいいけど、
背中に激痛がはしり、のたうち回る始末。
結局、近所の総合病院に救急搬送。
(後にも先にもそれが一度)
急性膵炎でした。
毎晩の残業に加え、お店で2週間飲み続けた当然の結果。
脂やアルコールを分解する能力もなかったようです。
メスも入れらず、10日間に及ぶ点滴生活。
そんな或る日、まだ2歳の娘を連れてカミさんが着替えを持ってきてくれた。
(現在のカミさんではない)
所用でもあったのか、なぜか僕のベッドに娘ひとり。
うとうとしていた僕はすぐに寝てしまいました。
しばらくして激しい嘔吐感に見舞われ目が覚めました。
とにかく気持ち悪いのなんの、目眩も激しく天井がメリーゴーランド。
呼び出しボタンを押すと看護師さんが駆けつけて、
いきなり「そこいじっちゃ駄目だよ~」 と大声をあげたので更に気分は最悪。
娘が点滴のスピード調整のダイヤル、クレンメといんだそうですが、
あれでグルグル回して遊んでいたんです(笑)。
確かに幼児には興味をもつカタチだし、色も可愛いんですよね。
昨日は3月3日のお雛さま、
点滴騒動と幼いときの娘を思い出しました。